文字式コース
文字式の意味を理解し、文字式を使うことの意義を体感します。その上で、文字式の決まりや文字式の計算、代入などができるように、例にならって練習していきます。
ユニット 内容 枚数 説明
文字式とは 36

文字式とはいったい何なのか? なぜ文字を使うのか?

これをまず理解し、その良さを体感します。

そのために、日常、身の回りにある問題から始まって、文字を使わなければ処理できないように追い込んでいきます。

非常に多くの式が、文字を使うことによって一つにまとめられる良さを体感させることがこのユニットの目標です。

このユニット全体が、文字式コースでの”情”になります。

文字式の決まり 40

文字式を扱うために式をできるだけ短く効率的に書けるようにするのが文字式の決まりです。

ここは、すべての決まりを覚えてしまってから練習するのではなく、一つ一つの決まりを、例にならって練習することでフィードバックしながら覚えていきます。

文字式の計算 42

文字式の決まりで簡単に書けるようになった文字式を、さらに計算して短くすることができるようにします。

その大元は、同類項をまとめる ことです。

また、かっこをはずしてから同類項をまとめるものまでできるようにします。

もう一つここでやることは、文字式の文字に数を代入して式の値を求めることです。

学習の仕方は上と同じです。

ユニット1が”情”、ユニット2,3それぞれが、”知”から”意”という構成ですが、全体として120枚程度に収めるようにしました。

ユニット1の”情”でかなりの量をとっていることにご注目ください。

そもそも、指導要領では中学1年生で文字式をはじめて学習するのですが、「いったい文字式が何なのか?」その正体がつかめないために、自分の気持ちと乖離してしまい、わからなくなる生徒が出てきます。

すべてをプリントだけでやるのは限界がありますが、少なくとも

   ああ、文字を使うとこんな良さがあるんだ

ということを味わわせたいところです。

ユニット2、3については、詳しくやればきりがありません。説明を詳しくするよりも、「例」を通して自分で鉛筆を動かしながら身につけていくようにしました。

このあと【方程式】が続くようになりますが、それは、参考書を見て自分で学習することができるでしょう。このあとは、学習を本人に任せてしまってもかまわないのです。

親は、市販のものでもかまわないし、通信講座でもかまいません。適切な参考書を子供に与えるようにしましょう。

      もどる