長さ・図形、時間・時刻コース
図形の基本用語を理解し、コンパスやものさしなどの道具に慣れ、さらには、長方形の面積を求めたり直方体の体積を求めたりします。

これらはすべて、単位「リットル」と「デシリットル」を獲得するためです。これらを獲得するために、本教材では、「ミリリットル」をその介在とします。

ユニット 内    容 枚数 説     明
AA0 長さ

cm と mm を理解する

19 単位は必ず具体物を手にとって、大きさが実感できるように支援しましょう。

ものさしの実物を必ず用意して手にとって触らせてあげてください。

AA1−1 直線、三角形、四角形、角、直角、平行、円、演習、半径などを理解し覚える。

与えられた半径やいっぺんの円や正方形を、それぞれかくことができるようにする。

27 幼い子は言葉は簡単に覚えてしまいます(忘れるのも簡単に忘れますが、それでいいのです)。

ここでは、コンパスや定規を正しく使うことができるように、支援してあげてください。コンパスは結構使い方が難しいものです。100円ショップのコンパスではだめです。

AA1−2 面積の意味を理解する。

平方センチメートルの意味を理解する。

縦横の長さを与えられた長方形の面積を求めることができるようにする。

25 面積の意味、すなわち1平方センチメートルの意味、言い換えれば、1平方センチメートルが実際にどのくらいの大きさなのか、実際に方眼紙に書いて体感させてあげてください。

ここで掛け算が出てきます。かけ算コースの第2ユニットまではやっておきましょう。

AA1−3 1ミリリットルの意味を理解する。

縦横高さの与えられた箱のかさを求める。

19 ぜひご家庭でやってほしいことは、『箱作り』です。方眼紙に、プリントに出てくる直方体の展開図を作って厚紙に書き写し、切り取って、お子様に箱を組み立てさせましょう。

これを体感しておくことはとても重要です。

AA1−4

リットルやデシリットルの意味を理解する。

身近にある容器のかさを調べる。

34 プリントの中にある写真の容器は私の家庭にあったものです。それぞれのご家庭にある容器で調べさせてください。大体のようには何m?と表示されていますので、それを調べて、m?を体感するのです。

AA2 時刻と時間の基本を理解する

18 時計の学習で絶対に必要なものは、アナログの時計です。すなわち長い針と短い針の時計です。お家の各部屋に置いて、日常会話で「今何時?」などをアナログ時計を見てするようにしましょう。




目安の年齢としては、何歳からでもできますが、ユニットによってかなり補助知識の差がありますのでそこだけ気をつけておきましょう。特に、面積のユニットでは掛け算が必要になってきます。すると、ユニットAA1−2からは、掛け算を習得しておく必要があります。



また、コンパスやものさしを使うだけの手先の器用さが必要になってきます。コンパスは下敷きをのけて針をノートに刺してかくとか、ものさしは利き腕と逆の手でしっかり押さえて線を引く、長さを測るなど、道具の使い方をきちんと教えてあげる必要があります。

時間時刻コースでは、アナログ時計になれておくことが必要です。



日常の家庭生活の中で、こういったことを大切にしてください。



ですから、実際には何歳からと言うのは難しいです。ご家庭でどれだけ上記のような教育が日常的にできているかによります。。



この図形コースは、「リットル」や「デシリットル」を理解するために作りました。それにしては大掛かりですね。

1リットルのペットボトルにお茶を入れて持てば、重さとともに「リットル」が体感できます。

ただし、このかさの単位を修得するためには、「デシリットル」も理解しておきたいのです。問題は「デシリットル」です。「デシリットル」を体感させるために、このような構成にしたのです。「デシリットル升(ます)」があれば一気に問題は解決します。

100ミリリットルの容器を探すのもいいかもしれません。

身の回りを見渡せば、「デシリットル」という単位は小学校での学習以外ではほとんど出てきません。

代わりに「ミリリットル」が出てくるのです。

1ミリリットルの100倍が1デシリットル。1ミリリットルの1000倍が1リットル。こうすれば、すべて問題は解決します。

これが本コースの構成です。




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