正の数・負の数コース
割り算の意味を理解し、2桁で割る割り算までをスラスラとできるようにするためのコースです。

以下にユニットごとの説明を加えます。

ユニット 内    容 枚数 説     明
正の数・負の数の加法 53

いきなり正の数、負の数の加法に入ります。エネルギーボールを正の数で、ダメージボールを負の数で表します。

バリエーショナル・エクササイズを駆使して簡単に身につくように構成されています。

正の数・負の数の減法 43

トランプカードの得点を正の数・負の数で表し、減法とその計算の仕方の意味を理解するようにしてあります。これは最もわかりやすい方法ですが、これより前に、『マイプラ五一』などのトランプゲームを家族で楽しんでおくと効果10倍です。

途中の式は必ず省略せずに書くようにしましょう。これは数学の学習でもっとも大切なことです。

正の数・負の数の加減 89

ここも途中の式をきちんと書くことが大切です。加法と減法がダイナミックに合流していく中で、『代数和』の概念が登場します。トランプの絵で説明しますので難しくはありません。むしろ、計算がずっと楽になります。

楽に早くできるようになった時点で途中の式を省略できるなら省略すればいいのです。

正の数・負の数の乗法@ 68

ここも、トランプカードで、乗法の意味と計算の仕方を理解するように構成してあります。乗法のルールは、加法のルールよりも簡単なので、

乗法の計算練習をし始めると加法を忘れます。加法も復習するようにしてあります。

正の数・負の数の乗法A 45

分数の掛け算がフルに出てきます。わすれていたらそのつど分数コースを復習するといいでしょう。でも約分ができれば、計算はとても簡単です。

ここでは『指数』という新しい表記法が出てきます。これになれることがもうひとつのメインです。

正の数・負の数の除法と乗除 18

ここはたったの18枚です。除法の計算の仕方については、分数コースでやっていますから、それを使います。後は正・負の数の処理が加わるだけです。

途中の式を大切にしましょう。(「逆数を取ってかける」式を必ず書くこと!)

正の数・負の数の四則計算 16

四則計算のルールは覚えなければなりませんが、16枚すべて上に「例」がついていて、それを見てマネをしてやっていくという形式です。

こういう勉強のしかたをすると、数学の力がつきます。途中の式を大切にしましょう。




目安の年齢としては、9歳(小学3年生)からです。その前に分数コースをマスターしておきましょう。ユニット1だけなら、足し算と引き算ができるようになっていればできます。論理的思考力が身についていれば(具体的にはトランプゲーム『マイプラ五一』が楽しめるようになっていれば)ユニット2,3もできます。掛け算がさらにできるようになっていれば、ユニット4もできます。

けれども、慌てずにじっくりと取り組んで分数コースまでマスターした上で、このコースに入るのがいいでしょう。

ですから、実際には9歳からと考えておくといいでしょう。



内容的には中学校で学習することとなんら変わりはありません。中学校1年生でやる内容を小学校3年生でできるのです。もちろん、計算の仕方だけを覚えるなどというやり方ではなく、論理的にひとつひとつをきちんと理解して思考しながらやっていくのです。



逆に言えば、正の数・負の数がわからなくなってしまった中学生が、これをやることで遅れを取り戻せるともいえるのです。



ここまで学習を終えると、子供の持つ数の世界が一気に有理数にまで広がります。xの2乗などの指数を使ったもの以外の方程式が必ず解を持つ、そういう世界へ入れたのです。

これによって、次に学習する文字式を終われば、方程式の学習は自分で参考書を見てやることができるようになります。いよいよ、自分で自分の力で航海に出るときを迎えるのです。




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