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最強教材の生まれた背景と、込められた願い

 

数学教育アカデミーが、最強教材を発表した背景と、そこに込められた願いについて書いてみたいと思います。

 

このたび数学教育アカデミーが、『引き算コース』、『かけ算コース』、『割り算コース』、『長さ・図形コース』を出したのは、これらが『分数コース』に入る前に必要だからでした。

 

以前から、「『割り算コース』や『引き算コース』がほしい」という声はありました。「自分で教えるのは難しい」と。

 

けれども、これらを発表することをしなかったのには、理由が2つあります。

 

1番目は、いろいろと発表すると選択肢が増えて、カリキュラムを組むのが難しくなるということです。

引き算がある程度できるようになったら、かけ算を始めて、平行してやっていき、かけ算の九九を全部覚えて、意味も『情的』に体感したら、割り算に入っていく、それから引き算の筆算にもどる。かけ算の筆算にもどる、などなど、各ユニットを適切に組み合わせて使っていくことが望ましいのです。

 

教材が増えるほど、選択肢が増えます。それはいいのだけれど、カリキュラムを組むのが難しくなるという逆説的な悩みが出てくることでしょう。(手っ取り早いカリキュラムの組み方は、本屋で教科書ガイドを調べることです。)

 

それで、これまで、選択肢は分数コース一本に絞っていたのです。これが一つ目の理由です。(それに必要なことは各ご家庭で教えるという前提です。)

 

 

理由の2番目は、ユーチンのような新しいキャラクターをつくって、それを取り入れてから発表しようというのが最初の構想だったということです。けれども、このたび15周年を迎え、数学教育アカデミーで話し合ったところ、「すべてがすべてを華やかにする必要はない」という結論に達しました。むしろ、「最初にT(私)が子供を相手に作ったものそのものを出した方がいいのではないか?その方が、素朴で研究しやすいのではないか」と言う声が強くあがりました。

 

そこで、当初の構想から見れば未完成ではあるけれど、Y君が取り組んだ貴重な原型を発表することにしたのです。

 

 

『引き算コース』、『かけ算コース』、『割り算コース』のいずれも、全ユニットをやりあげれば、小学校でやる計算の部分はほぼ網羅してあります。

 

上記以外にも、『小数コース』も発表しました。これをすべてやりあげれば、小学校でやる小数はほぼ完璧です。

 

そうして、『分数コース』をやりあげた後とりくむ、『正の数・負の数コース』、『文字式コース』も発表しました。どちらも中学校に入ってから学校では学習するのですが、私たちは小学校3年生、4年生で学習するように構成しています。

 

『正の数・負の数コース』は、中学校でやる計算の基本をほぼすべて含んでいます。『文字式コース』は、その情的な体得に重点を置き、計算は、小学生として適度なところで終わるようにしています。

 

『長さ・図形コース』では、面積や体積の意味も出てきます(小学校1年生~2年生対象です)。

 

 

Y君の京大合格、数学教育アカデミー創立15周年記念が重なったことで、上記各コースの発表および販売に踏み切ったことは、前のコラムで書きました。

Y君が取り組んだプリントがどのようなものだったのか?そのすべてを復刻したわけではありません。

たとえば、Y君に手紙の形で「今夜は十五夜が見えるかな」と書いたようなところは空白にしました。

(ご家庭でこの欄を手紙に活用することができます。または、子供が絵を描く欄にすることもできます。S君は毎日プリントをやり終えた後、そこに絵を描いて楽しんでいました。)

 

しかし、中心的な部分は、このY君が取り組んだプリントを元にして完成させたのです。その後多くの後輩が、それを使ってきました。

S君は、200枚ずつファイルに綴じて(綴じ方は『秘法 SRS直伝編』に説明してあります)、約20冊本棚にたてています(4000枚)。S君は現在中学生ですが、トップクラスです。

N君は小学校中学年で分数コースをやり遂げ、珠算で段の力を持つ同級生よりも確実に、数学の力がつきました。

 

幼いときにこのプリント(スーパーらくらくプリント)に取り組むことで、大きな力が身につくことは、間違いありません。

 

正当集はつけてありません。親が1枚のプリントをしっかり予習して臨めば、ほとんど問題はありません。しかし、それでもわからないときは、メールサポートという力強い味方があります。ご質問ください。

 

『足し算コース』のみは発表していません。ご自分でプリントを作るか、本屋さんで探すかしてください。いい物があればそれを引き続き続けていけばいいでしょう。しかし、市販のものではなかなか難しいことがわかるでしょう。

だからこそ、『スーパーらくらくプリント』を作ったのです。

ご家庭で続けていき、確実に力をつけることができるのが『スーパーらくらくプリント』です。

 

このたび数学教育アカデミーが出した、『引き算コース』、『かけ算コース』、『割り算コース』、『長さ・図形コース』を大いにご利用してお子様の力を引き出してあげてください。そして、小学校低学年のうちに『分数コース』に取り組み始めて、数学的な力を引き出して上げてください。それが、私たち数学教育アカデミーの願いなのです。

 

 

 

なお、『秘法 SRS直伝編』には、私が30年間教職にあって研究し体得してきた、「教え方の秘伝」を盛り込んであります。これは絶対に読んでほしいと思っています。

スーパーらくらくプリントという教材を十分に効果的に使うために必要なことだからです。実践の仕方と、理論と、そして願いとを盛り込んであります。

 

これは、羅針盤のようなものです。子供と共に算数・数学の大海への航海に出ようとするとき、船(プリント)だけでは足りません。どちらへ向いて進めばいいのかそれを示してくれる、羅針盤に当たるものがどうしても必要なのです。

 

スーパーらくらくプリントを始めるより前に必ずお読みください。

これ(『秘法 SRS直伝編』)だけを単体で購入することもできるようになりました。

(これだけは全額返金保証制度の対象外です。)

3歳までのお子様を持つご両親には特に早く読んでほしいのです。

 

優れたアドバイザーがいるかどうかが、実はとても大切な要素なのですが、多くの人はその点を考えません。ただ、塾が見つかればいいという、非常に次元の低い世界でもがいているようにしか見えません。

優れたアドバイザーの声を聞いて、自分の足で歩を進める、子供と二人三脚で歩を進める。日々の歩み、それが、大きな大きな身を結ぶことにつながるのです。

 

 

 

どうですか?

『分数コース』一本だったときと比べて、選択肢が増えた分、研究のしがいがあります。

どうぞ。羽ばたくための未来に向かって、歩み出しませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 


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