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巷(ちまた)に『よい』教材は星の数ほどあふれています。それだけ見れば、子供たちにとってこんなに恵まれた世の中はありません。本当にそうでしょうか?

「『よい』教材である」と謳(うた)われているだけでは、子供にとって本当によいものとはいえません。本当に大切なものは、《見えないところにある》のです。それは、《心》です。どんなにきらびやかに宣伝されている教材でも、それを開発した人に《心》がなければ、それ以上のものには決してなりえません。

そしてそれ以上に重要なことは、それを使って教える大人に《心》がなければ、子供には苦痛しか与えないということです。



数学教育アカデミーは、子供の自由なあふれ出る生命のリズムを最も大切に考えます。これから紹介する教材は、そのような《心》を持って、子供との交流の中から生まれてきたものです。

子供のことを思い考えて、「どうしたらいいんだろう?」、「こうしたらどうだろうか?」、「あれでよかったのかしら?」、「なんであんなことを言ってしまったのかしら?」、…などなど、いろいろと悩むでしょう。それが、心を使うということです。そして、親は子供にとって本当に《よいもの》を探し求めます。



きっと、あなたもそのような気持ちを持って、このページにめぐり合われたことと思います。あなたをお待ちしておりました。よくぞいらっしゃいました。ここまで、たどり着いてくださったことを、心よりお礼申し上げます。



さて、子育てをしていると、子供に学力をつけてあげるということに当然ぶつかります。どのようにしたらいいんでしょうか?

もしも、家庭で知的教育を一切施さないまま小学校入学を迎えたとしたら、残念ながら、子供はずっと学校の勉強についていけなくて苦しむことになります。



そこで、多くの親は塾などを探します。

けれども、ここに二つの『罠(わな)』があります。失敗例を紹介しましょう。




有名な大手の教室が、となりの町にありました。

月謝は高いけれども、わが子のためには惜しくない。幼稚園の年長の頃からずっと送り迎えを続けて通わせました。

ところが、中学校に入って、定期テストを受けるようになって、授業についていけていないことが初めてわかりました。



これは後悔が残る失敗でしょう。お母さんは一生懸命送り迎えも続けたし、お金もつぎ込んだのに。どうしてこんなことになってしまったんでしょうか? 実は、2人に1人、いえ、最近は5人の内3人〜4人はこのような苦々しい思いを味わっています。その大手の教室や塾で、わが子が学習内容についていけてなかったのです。

でも、この失敗の最大の原因は、お母さんが子供の教育を他人に任せてしまって自分では子供に関わらなかったことです。《心》を使ってなかったのです。安易に塾や他人に任せて、自分で関わろうとしない場合は、必ずこの『罠(わな)』に嵌(はま)ります。



では、一生懸命子供の教育に関わった場合はどうでしょうか。


本屋さんの参考書コーナーで、探しまくって、「分数」のこれがいいかなと思う参考書や問題集を2、3冊ほど買ってきたお母さん。そして、子供にやらせるための学習計画もばっちりできました。さあ。張り切ってゴー!

1日、2日、順調に行く(かな?)。 

そして、1週間。…。ちょっと、うまくいかない。子供がやりたがらない。「分数のお勉強やろうね」というと、なぁんか重たくなってしまう。

それでも、子供のためだから、と思ってがんばるのですが、いかんせん子供が嫌がりだすと、しんどさのほうが先に来てしまって、

「何してるの!ちゃんとやりなさい!」

「あんたは、どうして続けられないの!?」

…そして、だんだん子供は萎縮してしまう。


「これではいけない。子供ののびのびとした表情を奪ってしまっていた」と気づいて、方針転換。「やっぱり、欲張ってやらせるのはいけないわ。“早期教育“なんてダメダメ」  こんなことなら、はじめからやらなきゃよかった。本代もったいない。…


失敗ですね。でもお母さんは《心》を使いました。立派です。子供のことを考えて一生懸命行動もして、すばらしいです。安易に塾へやったり人に任せたりしようとせず、自分で関わろうとされたことも立派です。

実は、これは、誰もがみな陥る罠なのです。公文や百マス計算などを真似しようとしても失敗します。それには失敗する理由があるからです。



そこで、あきらめずに、もっと《心》を使いましょう。

失敗した原因を修正すればいいのです。

自分にもできることなのかって? はい。誰にでもできることなのです。

そして、修正できれば、お母さん、あなたがまず楽しくなります。ここが重要です。

これが、簡単に松果腺(しょうかせん)を活性化させるコツなのです。そうすると、光転循環がまわり始めます。子供が自分からプリントをしたがるようになります。


必ず成功する鍵は、この2つです。説明しましょう。



1 何を使うか?

これは、プロの教育者が作った教材でなければなりません。

それは、第1に

《リズム》

を持っていなければなりません。でなければ、子供はすぐに飽きてしまいます。上の「失敗例」のようになって、続けていくことが難しくなります。

第2に、本当に

《分かりやすい》

ものでなければなりません。でなければ、子供はすぐにイヤになってしまいます。無理やりやらせても、子供からは「表情」が消えていきます。《分かりやす》くて《リズム》のある教材に取り組めば、子供の表情は明るくなります。



2 どのように使うか?

まず第1に、子供が自分からプリントをしたがるようになるための、

《システム》

作りです。家庭で、何かを毎日継続してやっていくためには、それが自動的に機能するようなシステムをつくることが必要です。掛け声だけでは、車は動きません。車を動かすためには何が必要でしょうか?

 

そして第2に、子供もお母さんもお父さんも、

《楽しい》

ことが大切です。楽しくなければ続きません。無理やり続けても、松果腺は枯渇していきます。脳内ホルモンが枯渇し、下手をすれば10代でうつ病になることもありえます。逆に、《楽し》ければ、子供は生き生きしてきます。そして、泉から清水が湧き出るように、自分から学ぶことを楽しんで行うようになります。






私たち数学教育アカデミーは、この解答を用意しました。